デンマークには、
「HYGEE(ヒュッゲ)」という言葉があります。
「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味を指します。他の言語では言い換えられない、
デンマークの人たちの価値観を表す言葉です。
平屋の家『一ノ邸』は、
日本の住宅建築の原風景である平屋に、
この「ヒュッゲ」という言葉が持つ価値観を取り入れています。
例えばダイニング。
家族が集う空間は大きな窓から光が差し込み、
視線を上に向けると木の温もりを感じる
登り梁が広がります。そして食卓を優しく照らす照明が、
家族や友人との時間を大切にする空間を
作り上げています。
平屋の家『一ノ邸』は長く住み継いでいくことを考え、
ライフスタイルに合わせて部屋を仕切ることが
できる
自由度の高い構造になっています。
家族や友人・親戚が集えるような
開放感のあるLDKにすることも、
プライベートな空間を
ゆるやかに仕切ることもできます。
食べることは、つくることから始まります。
お気に入りのお皿に盛り付けられている料理が
より一層美味しく感じるように、
無垢材があしらわれたキッチンが、
手間をかけた料理の時間を豊かにしてくれます。
平屋の家『一ノ邸』の高い断熱性は、
情感豊かな住まいを作り出します。
冬のこんこんと降る雪に風情を感じるのは、
温かい家の中でゆったりと流れる時間の中に身を置くからこそ際立つのではないでしょうか。
天気の良い日に窓を開ければ
家の中に柔らかな風を取り込み、
外の環境と一体化できます。
逆に暑い夏、寒い冬は窓を閉めれば
高い断熱性能で居心地の良い空間を
作り出してくれます。
無理なく自然と共存する空間で
本当の寛ぎを体感してください。
仕切られているようで、
でも全体が有機的につながる空間は、
家族みんながお互いに好きなことをしていても
その存在を感じることができます。
家族をつなぐ伸びやかな切妻屋根の下で、
思い思いに寛げる空間です。
建物は、記憶の拠り所でもあります。
ましてや次世代に住み継ぐ家ともなれば、
目に見える景色だけでなく住む人、
住んでいた人、
そしてこれから住む人の思いが
折り重なっていきます。
そんな記憶の拠り所にふと想いを馳せるのも、
贅沢なことではないでしょうか。
大地に近い目線で庭の緑に親しみ、
豊かな四季の移り変わりを五感で受け取る。そんな素朴で味わい深い暮らしが出来るのも
平屋の魅力ではないでしょうか。
起き抜けに、
窓から差し込む光を浴びて澄んだ空気を吸う。
その足でデッキから草花の様子をうかがう。
家と庭を行ったり来たりして、
図らずとも暮らしの空間が外まで広がる。
自然を感じる暮らしがそこにはあります。
平屋には、変化がもたらす豊かさがあります。
庭と生活空間が近いということは、
暮らしの中で草花や木々の変化を感じやすい
ということではないでしょうか。
その変化がもたらす花の香りや土の匂い、
吹き抜ける風にゆらめく草花が、
ふと「自分に還る」時間を
与えてくれるでしょう。
借景を楽しむ。
眺めるのも良いけれど、
撮るのも良い。描いても良い。
書斎だけが趣味の空間ではないことを、
一ノ邸は教えてくれます。
デンマークに「HYGEE(ヒュッゲ)」という
言葉があるように、
日本の美学の底には「陰影」があります。
部屋の隅々まで明るくするのではなくて、
自分たちが過ごすところの近くに光を灯す。そうして暗がりの中に浮かんだ陰影が
調和を保った空間を生み出してくれます。
間接照明に照らされた登り梁の影は
心地よいリズムを生み、
食卓を照らすペンダントライトは
家庭を優しく包み込んでくれます。
北欧と日本は気候もですが、
人の気質も似ていると聞きます。
だからこそ、ヒュッゲの考え方が
一ノ邸に調和するのかもしれません。
「情緒」という一言ではとても
言い表すことができないけれど。
私たちは、
家で過ごす時を、より健康的で豊かなものに
してもらいたいと考えています。
シンプルで比類のない、
これからの住まいを突き詰めた平屋の家『一ノ邸』でお待ちしております。