耐震等級とは品確法の住宅性能表示制度により定められた耐震性能です。その目安としては1番低い等級1でも数百年に一度発生する地震(東京では震度6強から震度 7程度)に対して建物が倒壊・崩壊しない程度とされます。等級2は等級1の1.25 倍、等級3は1.5倍の地震力でも倒壊・崩壊しない程度とされます。
雪国生まれである一ノ邸では積雪荷重を大きく見なければならず、その分耐震性を上げることは大変になります。一ノ邸は屋根に雪が 1.5m積った場合(垂直積雪量 1.5m)の想定で耐震等級2相当に標準で対応しています。
地震時の振動エネルギーを瞬時に熱エネルギーに変換する、高減衰ゴムの性能を利用した制震ダンパーを全棟標準で設置。地震の揺れを吸収して制御するほか、揺れが抑えられるため構造躯体へのダメージも軽減されます。
また内蔵している高減衰ゴムは60年経過してもその性能はほとんど変わらず持続し、その間メンテナンスの必要もありません。耐震設計に加えこの制震装置の採用により、確かな安心をお客様に提供できればと考えています。